理想は叶わない

今日はちょっと言い争いになりかけた。ある依頼に対して、内容が曖昧で複雑なので色々質問したり確認したりしていた。それでもやっぱり不明確なところはあり、どうしてもそれを実際に対応する人間の裁量で決まってしまいそうな部分があった。僕は誰かに何かを依頼をする上で、その不明確さや、属人性のあるクオリティは嫌いなのでそういうところをさらに明確にし、同じような対応をする人に対して(少なくとも同じ部署やチームの人には)公開して、粒度や解釈を揃えたい人。しかしそれをやるには当然ちょっと管理したり、行政したりが面倒なところではある。
自分の意図を説明した上で、間に入ってその不明瞭な依頼を窓口的に受けている人にその管理・行政をしてほしい、それがその人の役割だと思って話をしたら、「何がわからないのか、わかららない」と言い放たれてしまった。その人はその依頼の直接の処理をするわけではない。実際仮にその人がやるとなった時にどういう基準でやるのか、困らないのか不思議に思ったが、「読めば分かる」と言われてしまう。うーん、読んで分からないし、読んでも解釈が異なるからこういう話しているんだけどな・・・と。最後は挨拶もなくおのおの席に戻り終了・・・。

何かの窓口をするだけで、「リーダー」と呼ばれる人がいる。でもどこかから流れてきたものをそのまま流し、質問や問題が出たら、またそれを別のところに流す・・・それはリーダーの仕事ではなく、マネジメント(とも言えないけど)の仕事。リーダーはみんなが同じように悩むことなく仕事が出来るよう交通整理や翻訳する役割があると僕は思っている。そしてときには自分の責任で曖昧な部分の方針を決めて仕事を進めることをしなければならない。その責任が取れない人は、全てスルーで流す。自分の発言や意図が入ってしまって問題になると立場が悪くなるから。

僕が理想が高すぎるのか、他の人がレベルが低いのか、それはわかりません。僕の仕事の仕方がやり過ぎなのかもしれません。
でも僕は信じていますし、知っています。リーダーと呼ばれる人の本当の仕事の仕方を。少なくとも、信じているものは変えるつもりは無いです。