GXRはGRであり、GXでもある!

レンズ、撮像素子、画像処理エンジンを一体とし、交換可能としたデジタルカメラ「GXR」を新発売 from GR BLOG

出た!リコーから新しいデジタルカメラです。それもレンズ交換式・・・いや、単なるレンズ交換式ではないです!な、なんとレンズだけではなく撮像素子や画像処理エンジンもごっそり取り替えられる「ユニット交換式」デジタルカメラなのです!

そして同時に発売されるのが「50mm F2.5 MACRO」の単焦点レンズユニットと、望遠のできる「24-72mm F2.5-4.4 VC」のレンズ。既にサンプル画像も出てますが、かなりいい感じ!50mmの方は高感度でもあまりノイズが出てませんね。望遠の方は従来のGXなみかも。

高感度最強!?GXRの2つのユニットのサンプルギャラリーアップ from YOUのデジタルマニアックス


このユニットは今後は年2〜3個の頻度で新しいものを出すようで、近いうちにはさらなる望遠と高速CMOSセンサユニットも用意されているようです。

で、このユニット式の凄いところがデジタルカメラに収まらないこと。汎用のユニットコネクタを使ってスキャナやプリンタ、プロジェクタなども考えているという事!これは画像をハンドリングする新しいプラットフォームという感じです!カメラの枠を超えてしまってます!これってiPod/iPhoneと同じような戦略が見えます。

ここ最近のデジタルPENなどのマイクロフォーサーズを始まりとしたコンパクトな一眼レフクラスの画質を出せるデジタルカメラが出まくっている状況で、また別の方向で攻めてきましたね。今までも高解像度争いにこだわらなかったり、高級コンパクトカメラの市場を切り開いたというデジタルカメラのパイオニア的存在だったのでこれも革新的な感じがします。

あとはマイクロフォーサーズなどの規格化されたものではないレンズユニット方式でどう生き残っていくのかというところが気になる。このレンズユニットの接続方式などインターフェースを早くオープンにしてサードベンダーにいろんなモノを提供してもらえるようなエコシステムを確立してほしいなあ。それが出来るとデジタルカメラ界のiPod/iPhoneにだってなれるかも??

あと、これはGXシリーズの後継となるので、GX300は出ないとのこと。でも既に交換ユニットで充当しているから存在理由がなくなってしまったのかな?

値段は本体のみで5万円くらい。レンズは50mmが7万円くらいか?うーん、悩むなあー。GR DIGITAL 3もいいカメラだし。もうちょい悩みます(笑)。